昇進とは誰が決めるものか――本人意思を起点とする昇進は機能するのか
「管理職になりたくない」という人が増える一方、企業は次の管理職を選ばなければならない。本報告書は、本人意思を起点とする「挙手型昇進」の実態と可能性を明らかにし、本人意思と企業判断を組み合わせた新たな昇進のあり方を提示する。
目次
はじめに
Part1 変わる管理職、変わる昇進
Part2 本人意思を起点とする昇進
Part3 本人意思を起点とする昇進は機能するのか
Column 挙手型昇進が機能しないのはなぜか?
おわりに
調査概要
この報告書でわかること
「管理職になりたくない」。そんな声が珍しくなくなった。それでも企業は、組織を動かすために次の管理職を選び続けなければならない。では、昇進とは、いったい誰が決めるものなのか。
本レポートは、会社や上司が候補者を選ぶ従来型の昇進に対し、本人が意思を表明し、企業が選考する「挙手型昇進」に着目した。調査からは、挙手型昇進の経験者ほど、エンゲージメントや心理的資本、仕事からの学びが高い傾向が見られた。
一方で、「手を挙げる意思」は本人の内側から自然に生まれるものだけではない。上司からの期待、役割の魅力、負担や処遇、ライフステージなど、周囲の環境によって形づくられていく。
問われているのは、会社が決めるか、本人が決めるかではない。本人の意思をどう育て、どう受け止め、企業の判断と結びつけるのか。
管理職不足とキャリア自律が同時に進む時代の、新しい「昇進のつくり方」を提示する。
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