係長・主任級の女性比率は26.9%へ上昇。部長・課長級は足踏み
こちらの記事は「働き方の定点観測2025」レポートより一部抜粋したものです。
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女性のキャリア形成や登用拡大が叫ばれて久しい。制度の整備が進むなかで、実際の現場では「昇進の男女格差」はどこまで縮小しているのだろうか。リクルートワークス研究所の「全国就業実態パネル調査」のデータをもとに、役職別の女性割合の推移を見てみた。
現場リーダー層で進む「男女格差の縮小」
59歳までの雇用者に対象を限定し、過去11年間の「部長級」「課長級」「係長・主任級」における女性割合を算出したところ、全般的なトレンドとしては全ての役職において女性の割合が増加している。しかし、詳細を見ると、役職の階層によって明らかな変化の差が見えてきた。
図表 管理職等に占める女性割合
出所:リクルートワークス研究所「全国就業実態パネル調査」
集計対象者:雇用者(各年12月時点)かつ15~59歳
もっとも顕著な変化を見せているのが、管理職への登竜門とも言える「係長・主任級」である。この層における女性割合は一貫して増加を続けており、2025年には26.9%に達した。現場に近いリーダー層における男女の昇進格差は着実に縮小していると言える。こうしたミドル層の厚みが増していることは、将来的な管理職候補のプールが確実に広がっていることを示唆している。
上位管理職で直面する「登用の足踏み」
一方で、より上位の意思決定層である「部長級」「課長級」の推移に目を向けると、様相は異なる。2025年における部長級の女性割合は13.3%(前年比1.1ポイント減)、課長級は13.2%(前年比0.2ポイント減)となり、いずれも前年から微減という結果になった。
長期的には増加傾向にあるものの、足元の動きを見る限りでは、上位管理職への登用はスムーズに進んでいるとは言い難く、一種の「足踏み状態」に直面している。
10年という長いスパンで俯瞰すると、現場リーダー(係長・主任級)までの登用は組織内で定着しつつある一方で、そこからさらに課長、部長へとステップアップしていくプロセスにおいては、まだ変化のスピードが緩やかであるということがわかる。
こちらの記事は「働き方の定点観測2025」レポートより一部抜粋したものです。
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