「働き手不足1100万人」の衝撃
古屋星斗 著
リクルートワークス研究所 著
プレジデント社
これから訪れる人手不足は「生活を維持するために必要な労働力を日本社会は供給できなくなるのではないか」という、生活者の問題としてわれわれの前に現れる。
本書では、リクルートワークス研究所が実施した2040年の労働市場に対するシミュレーションをもとに、今後われわれが直面する「労働供給制約」という不可避の社会課題と、その「危機」を「希望」にするための方策を提言する。
発行 プレジデント社
価格 1760円(税込)
2024年1月30日発行
- 目次
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はじめに
第1章 働き手不足1100万人の衝撃
・生活維持のための労働力がなくなる
・20年で生産年齢人口は1428万人減
・日本の労働力率は先進国でトップクラス第2章 都道府県別&職種別 2040年の労働需給予測
・ドライバーの不足率は24%【職種別シミュレーション】
・充足率75%以下は31道府県【都道府県別シミュレーション】
・人口67万人の島根県の需給ギャップが小さいワケ第3章 生活維持サービスの低下と消滅
・人材確保は最優先の経営課題
・エッセンシャルワーカーが足りない
・顕在化する警察官、自衛官のなり手不足第4章 働き手不足の最前線・地方企業の窮状
・【事例1】「地元の企業同士で若者の取り合いになる」
・【事例2】「人手不足で店を畳まざるをえない」
・【事例3】「閑散期のはずなのに毎日仕事を断っている」
第5章 働き手不足を解消する4つの打ち手
・労働供給制約は日本を豊かな社会に変える
・医療・介護分野は労働投入量が1.4倍に
・今、着手できる4つの解決策第6章 解決策① 徹底的な機械化・自動化
・省人化は賃金上昇につながる
・AIやロボットに代替不可能な業務とは
・社内の自動化のカギを握る人材の共通点第7章 解決策② ワーキッシュアクトという選択肢
・“本業以外の活動”が誰かを助けている
・動機は「楽しいから」「得をするから」
・地方のほうがワーキッシュアクトが盛ん第8章 解決策③ シニアの小さな活動
・シニアの小さな活動が現役世代を助ける
・無償だとどんどん担い手がいなくなる
・高齢期の生活と両立する仕事・活動の3要素第9章 解決策④ 企業のムダ改革とサポート
・週に6~7時間はムダな仕事をしている
・ムダの抽出と削減を徹底する企業が生き残る
・会社ができる労働供給制約の解決策第10章 2040年の〝新しい〞働き方
解決策に着手すれば“10年の猶予”が生まれる
未来予測1「消費者と労働者の境目が曖昧になる」
未来予測2「働き手が神様です」
未来予測3「労働が楽しくなる」
2040年の二つの日本
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