Column

ジョブボードとソーシャルメディアをフル活用する

ジョブボード
グローバル規模で主要なジョブボードは、Monster.comとThe Network (www.the-network.com)である。後者は、様々な国のジョブボードのパートナーシップで、企業はそのサイトの名称(例:Jobsreet)のほうがThe Networkよりも親しみがあるかもしれない。
Indeed.comもグローバルに展開している。

ソーシャルメディア
ソーシャルメディアはジョブボードの強敵になりつつある。
LinkedInは、米国で非常に小規模に始まったが、今ではリクルーターにとって最も重要なツールに成長したサイトである。LinkedInの特徴は、それがビジネス上のネットワークに徹しており、「友達」ネットワークではないという点だ。米国では、LinkedInにプロフィールを登録していないのは「奇妙だ」と思われるほどになっている。米国では誰もがLinkedInにプロフィールを登録していて必要な職務経歴や経験などの情報をすべて掲載している。リクルーターにとっては非常に効率的なツールである。誰が誰を知っているかがわかるので、人材探しと人物調査の両方に役に立っている。LinkedInに登録されたプロフィールはジョブボード上のレジュメよりも便利で、リクルーターには、Facebookなどの非ビジネス・ソーシャルメディアよりも役に立っているようだ。

北米はLinkedInの「グループ」を活用している
LinkedInでは、求人情報を直接掲載することも可能だが、特定の人材プールを標的としたLinkedIn「グループ」にも掲載できる。今後コラムでは、国ごとに主要なLinkedIn・ジョブ・グループをいくつか紹介する。LinkedIn・グループを利用するリクルーターは以下の点を理解しなければならない。
・「グループ」の中には単にジョブボード、企業のキャリアサイト、または紹介業者サイトの延長に過ぎないものがある
・「グループ」の中には、ディスカッション・グループ内に求人広告を載せているだけのものもある
・「グループ」の中には、インド国内のSAPプログラマーなどの極めて狭い範囲のものもある
・「グループ」の中には、参加メンバーが少ないものもあり、リクルーティングの役には立たないものもある

欧州はXing,Viadeoなど、各国独自のSNSを活用
LinkedInが米国とカナダで主流となっている一方で、その他の国ではそれほど確立されてはいない。欧州のリクルーターはXingやViadeoを利用している。FacebookやTwitterは世界中で人気があるが、主要な採用経路というよりもそのサポート機能として利用されている傾向がある。中国やベトナムのようにFacebookを全面的に禁止している国では、Zingなど独自のSNSが発達している。

「ソーシャルメディア」という名称は、様々なサイトを含有するが、LinkedInとTwitterに共通する特徴はほとんどなく、中国のWeiboもまた独特である。共通しているのはコミュニケーションや出会いの場であるということと、優良なリクルーターが利用すれば人材探しの効果的なツールになり得る、ということである。YouTubeもソーシャルメディアとして取り上げられることがあるが、これはかなり広い意味でソーシャルメディアをとらえた場合であり、従ってこのコラムではソーシャルメディアの項目にYouTubeは含まない。

2015年05月01日