7年の社会人経験がそのまま活きていて、そのうえに今の状態がある

―入社されて最初の頃のお気持ちを教えてください。

当初は、ワクワクはしていましたが、新しい仕事に慣れないところもありました。前職では、自分のチームも持ち、責任を持って仕事を回す立場でしたが、新しい会社では、誰かに仕事を教えてもらいながらやるとか、誰かと一緒でないと仕事ができない状態になってしまって、正直少し物足りなさもありました。ただ、徐々に仕事に慣れてくると、一気に仕事の満足度が上がっていきました。

―仕事の満足度はどのように変化していきましたか。

最初は、割り当てられた仕事をやりながら、自分で「こういうことをやろう」というものを、少しずつ増やし、1年ぐらい経った頃から社外の反響を得られるようになってきました。

2年後はますます増えてきて、「この調子でいけば、来年はもっと増やしていけるかな」という手応えも出てきました。仕事をするうえでは福岡は全然知らない場所だったので、そのなかで、社外に対して自分の売り込みを少しずつして、芽が出だしたかなという感じです。

―東京での経験が活きているなと思うところはありますか。

「東京でこれをやってきたから、今、福岡ですごく役立っている」というよりは、普通に、社会人のキャリアとして、7年やってきた社会人経験がそのまま活きている、そのうえにのっかって今の状態があるという感じです。転職したから、社会人スキルとか、ビジネスの進め方とかが変わるわけではないと思います。

Uターンでいちばん大きかったことは自分がはまる職場を見つけられたこと

―新しい会社で仕事の仕方は違いましたか。

まったく違いましたね。いちばん戸惑ったのは、今の会社には営業担当がいないんです。ほとんどがクリエーター、つくる人です。前職は、営業担当とクリエーターが分かれていたのですが、今はそういうフローではないので、最初は戸惑いがありました。以前の仕事では、私たちは、つくるもののクオリティーにだけ責任を持てばよかったのですが、今は、そうではありません。ビジネスのやり方の違い、それは大きかったです。

あとは、制作予算の管理やスケジュールの管理の違いはあります。前職は組織が大きかったこともあって、予算に応じて作業を進めていこうといったスキームがありました。今は小さな組織なので、スキームにのっとらなくても、言えば通じますし、届きます。組織が違うので、必ずしも以前と同じやり方がフィットするわけではないと思います。

Uターンの満足度は何点ですか。

100点です。ただ、誰にとっても必ず100点になるとは思わないです。自分がはまる職場を見つけられたことが大きかったと思います。就職は、タイミングがありますよね。どうしても見つからなかったら、福岡に引っ越すのをやめるという選択肢もありました。

これからの目標を教えてください。

自分が仕事を取ってきて、きちんと仕事をして、評価をいただいて、ということを増やしていくこと、だと思います。たとえば、今だと、会社のなかに自分と同じようなスキルを持っている人間はいないんですけど、もう1人増やすとか、そういうふうにしていけたらいいなと思っています。

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