Works 94 「世界で戦えるチーム」をいかに作るか

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2009年06月発行

■特集
「世界で戦えるチーム」をいかに作るか[13.3 MB]

はじめに 私達は世界で戦えるか

●SECTION1―総論/グローバル時代の人と組織の課題を探る
「グローバル化」に自己矛盾を抱える日本企業に活路はあるか/浅川和宏氏(慶應義塾大学大学院 教授)
「リーダー」と「多様性を受け入れられる組織」を育めるか/白石久喜(ワークス研究所 主任研究員)・兵藤 郷(ワークス研究所 研究員)

●SECTION2―研究と実践編1/国内外のリーダーを育成し、強いグローバルチームを作るには
リーダー育成を「文化」ではなく「システム」の視点で捉える/白木三秀氏(早稲田大学政治経済学術院 教授)

論点1 海外で通用する日本人リーダーを作れるか
海外赴任における能力開発効果を高めるサポート体制の構築/笠井恵美(ワークス研究所 主任研究員)
コラム:学ぶ場としての価値は高い。プロセスを人事がサポート/谷口智彦(ワークス研究所 客員研究員)
CASE:海外展開には時間がかかる だからこそ、一貫した理念が重要/アルプス電気
韓国の世界企業サムスンに学ぶ「本気のグローバルリーダー育成」/丸山一芳(ワークス研究所 客員研究員)

論点2 優秀な外国人を基幹人材として育成・活用できるか
経営者人材育成のために考えるべきは、「経営者の現地化」より「経営の現地化」/田中信彦(ワークス研究所 客員研究員)
CASE:日本の技術や生産方法を使いながら、仕事は世界の人と分担し、協働する/コマツ

論点3 出自にとらわれない最高レベルの経営チームを作れるか
「人材作り置き」の発想からはグローバルリーダーは生まれない/キャメル・ヤマモト氏(デロイト トーマツコンサルティング ディレクター)
個人戦を戦える人材を育成すれば日本はもっと強くなれる/今北純一氏(コーポレート・バリュー・アソシエーツ(CVA) パートナー)

●SECTION3―研究と実践編2/異質なものを受け入れ、多様性を価値とできる組織を作るには
多様性を価値に変えるために欠かせない「インクルージョン」/増田弥生氏

論点 差異を認識し、多様性をどう組織に埋め込むか
まず差異があることを理解すべし 中国人の就業観からわかること/豊田義博(ワークス研究所 主任研究員)
抵抗感を払拭するためには「説明」する労力を厭わないこと/徳永英子(ワークス研究所 研究員)
コラム:中国人も、愛着を感じる会社で長く安定的に働きたい
CASE:混沌の渦に巻き込まれ見えないものが見えてきた/ローソン
「生物はもともと多様」が出発点 人々の幸福を目指すのが異文化経営/馬越恵美子氏(桜美林大学経済経営学系 教授/異文化経営学会 会長)

まとめ 人事リーダーの究極の目的 「世界で戦えるチーム作り」に向かって 今、ここから始めよう/高津尚志(本誌編集長)

■連載
・組織の奥義
「盲人マラソン伴走者に学ぶ、人材サポート」鈴木邦雄氏(マラソン愛好家/盲人マラソン伴走者)

・WORKS WORLD FRONTLINE
中国(田中信彦氏)/北米(デイヴィッド・クリールマン氏)

・成功の本質
第44回 街のコンシェルジェ
監修 野中郁次郎氏(一橋大学名誉教授)


・人事の哲学~大転換期を支える中国古典の智~
第三話 「ポスト米国型資本主義経営」

・Career Cruising
工藤公康氏(横浜ベイスターズ)

・健康経営のココロ キーワードで読み解くメンタルヘルス
「方針とルール」

・起源探訪
第5回「ボーナス」

・読んでみませんか
『できる会社の社是・社訓』
『少子化克服への最終処方箋』
『道は開ける』
『ビジネスマンのための法務力』


「現場に効くアカデミズム」を目指す ワークス人と組織選書創刊します
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