多様な人がありのままで活躍している社会

働いている人、働きたいと考えている人は、実にさまざまです。年齢や学歴、性別、国籍などは、人それぞれです。家族構成、思想・信条も違います。障がいなどの特性のある人もいます。

そして、一人ひとりは、それぞれなりの想いと可能性を持っています。このように多様なすべての人々が、そうした想いや可能性を活かして、自分らしく、生き生きと働くことができる社会。それが私たちの想い描く姿です。

日本の労働力人口が減少し始め、少子高齢化の進展とともに、労働力人口の年齢構成比のバランスが、大きくシニアへと傾く状況がさらに加速することが予見されるなか、日本の活力、生産性をこれからも維持していくうえでも、多様な人が多様な働き方を実現できる社会が待望されます。

こうした社会を実現していくためには、仕事内容や就業形態の違いによる質的格差をなくしていくことも必要になります。

経営幹部、マネジャー、現場で働くプレイヤーそれぞれが、リーダーやイノベーター、プロフェッショナルやスペシャリスト、顧客接点人材や研究開発スタッフなどあらゆる役割や職域の人々が、そして、正社員、契約社員、パートタイマーや派遣スタッフ、個人事業主などあらゆる就業形態の人々が、役割の違いを超えて受け入れられ、活躍していることが大切です。

働きたいと思うすべての人が、どのような属性であっても、どのような形で働いていても、お互いを認め合いながら生き生きと働ける次世代社会の創造を目指して、私たちは調査研究を進めています。