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| Works誌「新卒採用の新たな潮流」の見どころは | |
リクルートワークス研究所 |
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| 荻野進介(編集部) |
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まずは"新卒採用トリビア"から。 Q1.就職協定の開始は何年か? Q2.東京大学の卒業生が民間企業で重宝されるのはなぜか? Q3.ヨーロッパで、(かつての)日本と同じく「定期採用→終身雇用」という流れが強固な国はどこか? (答えは末尾) |
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組織にとっては、将来を背負って立つ"大器"を探し出す一大年中行事、新卒採用。このテーマ、実務的なレベルはともかく、社会学や経営学の分野であまり目立った研究成果がないのはなぜだろう。私見では、(1)毎年 4月、桜の花とともに一斉に新人が入ることが疑う余地なく当然のことと見なされた。(2)その「成果」を計ることが大変難しい。(3)採用・就職の局面そのものが学校を巣立ち組織に入るという一過性のものに過ぎない。――といった理由が考えられる。
しかし、就職協定廃止後、6年余りがたち、採用手法そのものが百花繚乱状態を呈すると同時に、中途採用、パート、派遣、契約といった「雇用の多様化」が進み、「新卒採用の意味」が急速に変化しているのが現状だ。 日本での歴史やグローバルな潮流を含め、「新卒採用のあり方と、その意味」を問うにふさわしい時期は、今をおいてほかにないと考え、この企画が生まれた次第である。 ◆◆◆
今回は、新卒採用というテーマとがっぷり 4つに組んだ内容になったと自負している。1章では、明治から平成にわたる130年の歴史を振り返り、その深層を清家篤・慶應義塾大学教授、浅羽通明・評論家、野田一夫・多摩大学名誉学長の先導で掘り進み、翻って、目を海外に向け、アメリカ、ドイツ、イギリスの採用慣行・近年の流れを明らかにする(by デイビッド・クリールマン)。2章では、「新卒採用の意味」を根本から考え(by 沼上幹・一橋大学大学院教授)、有期雇用による採用、インターンシップ必須、新卒紹介予定派遣、中国人採用、さらには非喫煙者のみ採用、先着順採用と、採用をめぐるさまざまな企業の試みをお伝えしたい。 ◆◆◆
最後に、新卒採用が組織に与える意味を次の 4点にまとめた。1) 将来のリーダー、コア人材の獲得 2) 人件費コストの低い若手労働力の大量獲得 3) 組織の維持、強化(企業文化、風土醸成/組織の横糸づくり/年齢ピラミッドの維持) 4) (採用活動全般を通じての)将来の顧客、従業員、事業パートナーの創造 特に目新しい整理ではなく、人事の方たちには旧聞に属することかもしれないが、これらの意味を、一つひとつかみしめるための材料として、今回の特集をお読みいただければ幸いである。 最後に"新卒採用トリビア"の答え。 ● 就職協定の開始は1928(昭和 3)年(「明治から平成まで 新卒採用の歴史130年」参照) ● 東大生が重宝されるのは、彼らの「世間」が評価されているから(浅羽通明「世間システムの一環として新卒採用は基本的に維持される」参照) ● 「定期採用→終身雇用」が強固な国はドイツ(デイビッド・クリールマン「新卒採用にグローバルスタンダードは存在するか」参照) |
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| (2003年12月3日掲載) |
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