研究成果 RESEARCH

ミドル人材のブレイクスルー
(2007年4月~2008年3月)
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Works ReviewWorksシンポジウム

研究概要

2007年は重層的にミドルに注目が集まった年でした。ますひとつ目は、団塊の世代の定年退職が進むことで、新たに組織のボリュームゾーンとして注目を集めました。そして、バブル期に大量採用された世代がちょうど管理職昇進年齢を迎えており、ミドル世代の活性化が組織の急務でありました。最後に、長引く不況を打破する起爆剤として、わが国固有のミドルアップダウンマネジメントが再注目され、いやがおうでもミドルへの期待が高まったのです。

このようなミドルにまつわる組織の人員構成上の課題、戦略上の課題に答えを探すために、我々ワークス研究所では、重点研究課題としてミドルを研究の対象と設定しました。研究活動は、二つの観点で行いました。ひとつは年齢としてのミドル。これは大卒ホワイトカラーのミドル(35歳から45歳)世代を対象とするもの。もうひとつは組織役割におけるミドル。つまりミドル・マネジャー(課長相当職)を対象とするものです。

ミドル人材の成長とブレイクスルーを実現する道筋を明らかにすることを主な研究目標とし、以下の11本の論文・研究ノートにまとめました。

研究成果

  • 組織アイデンティティは自我アイデンティティを高めるか―モチベーション誘因の体系化を通した検証― 論文 豊田義博
  • 企業における親密な対人関係とミドル期の世代継承性との関連性 論文 笠井恵美
  • ミドルの自己学習―自由時間における学びの構造分析― 論文 濱中淳子
  • ミドル社員とmiddlessencs―ミドル38人の主観的キャリアを探索して― 論文 島田歌※注1
  • 「キャリア自律」ミドルにおける有効性―有効性の条件をミドルの語りから探る― 研究ノート 島田 歌
  • ミドル人脈の構造―繋がりやすい組織作りのための一考察― 研究ノート 高田朝子
  • 一皮むけた経験におけるリフレクシヴ・インタビューの考察―ミドルにおける対話からの学習の可能性― 研究ノート 谷口智彦
  • 生え抜きミドル層のやる気を高めるには 研究ノート 奥井めぐみ
  • ミドルマネジャーの役割再設計―役割コンフリクトの解消と役割分割の要諦― 論文 白石久喜
  • 組織的知識創造とミドル・マネジャーの認識―キヤノン・アルビレックス新潟の事例研究― 研究ノート 丸山一芳
  • 研究開発従事者のマネジメント能力開発―プロフェッショナルからマネジャーへ― 研究ノート 石原直子