『能力を楽しむ社会』
〜負け組をつくらない日本型モデルの構想〜
大久保幸夫 著(リクルート ワークス研究所 所長)
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| 日本経済新聞社 定価 1800円+税 |
“勝ち組”という言葉が流行しているが、単線的でトーナメント型の競争を日本社会が繰り返していれば理論的にはほとんどの個人が負けることになる。その結果としての、年間30万人を超える新規無業者。それだけではない。学力低下や、IT技術やグローバル化による、企業が求める職務遂行能力の変化。日本の能力主義が、あちこちで行き詰まりを見せている。
個人の持つ能力という「重要」かつ「あいまい」なものについて、いまもう一度正面から向き合う必要がある。その問題意識のもと、「新しい、能力を基軸としたシステム」を提案するのが本書である。
コンピテンシーやEQ登場の意味、 「能力」を引き出す知的資本経営、知識労働者と企業の新たな関係、自分の「能力」のマネジメント、職業能力を高めるシステムづくり、ネット上での労働市場構築、年齢の不平等廃止などなど、日本の雇用・教育システムの変化の本質、とるべき具体策、あるべきビジョンが7章に分けて書かれている。
「新しい能力社会」は、高齢社会とも馴染みやすい、個人にとって楽しみのある社会である。
[目次]
第1章 失われた20年 人材立国・日本の危機
第2章 「能力」を測定する技術、評価する技術
第3章 知識労働者と企業経営
第4章 自分の「能力」をマネジメントする
第5章 「能力」を高める教育システム改革
第6章 「能力」を取引する労働市場
第7章 多様な「能力」を活かす日本型能力社会
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