JOURNAL OF HUMAN RESOURCES『Works No.125人事とIT』2014.08-09へ寄せられた読者の声

2014.9.4 時点

今号の特集内容 『人事とIT』は、貴殿のビジネス・研究等に、

大変役に立つ 31%
役に立つ 61%
あまり役に立たない 4%
役に立たない 4%

そのようにお答えになられた理由

【大変役に立つ】

・日本の人事はITと遠いアナログな手法が多いが、それに対しての示唆を得る事ができた。
・自身もITに長く携わってきたこともあり、内容的に興味を持てた。いくつかの視差の中でも「全体」と「個々」双方のマネジメントの重要性について共感できた。
・当社としても人事システム対応は永遠の課題で、参考になりました。ついつい、人間の判断に拘る文化を失いたくないと考えてしまいます。
・これまでKKDに頼っていたと改めて思うとともに、今後の人事ITについて方向性について認識することができました。
・効率化と世代交代で人事機能が手薄になってきている中でIT化は避けては通れない課題ですが、IT化に際して人事の“見える化”が極めて大切になります。ベテランのノウハウを可視化することや人事の持つ膨大なデータの中から意味のあるメッセージを取り出すこと、人事にもR&D(研究開発)が必要であると強く感じます。「活躍してほしい人を中心に置く組織」はその通りと思いつつも、全ての人に頑張ってほしいと願う日本企業には難しいテーマですが、規制緩和や特区の考え方を採用することが現実的のように思います。
・デジタルネイティブの若手が多くなり、超高速化が近づいていることを実感しています。いわゆる究極的な自立型組織へのあり方について、検討の必要性を痛感しました。
・「人事とIT」という特集から人事アプリケーションについての特集かと思ったところ、最近のITの進化の人事への適用という内容になっていたので、驚きと斬新さがありました。特にビッグデータアナリスティックスの人事への適用は興味深く、今後の展開に参画してみたいと感じられました。

【役に立つ】

・ITの進化が人事を大きく変えるとはあまり思えません。ITの前にやるべきことがたくさんあること、ITではカバーできないことが多分にあるからです。もちろんITを有効活用することは大事ですが、しばらくは投資力のある超大企業に限った話という感じがします。ただ今回の特集は、啓蒙的な面では非常に意味があると思います。Part1とPart2のつながりはよくわかりませんでした。
・人事・採用は積み重ねたデータがあれど、「人」の数だけパターンがあり、結局は経験で培ってきた勘を頼りにすることになる。面接時の評価と昇進、ノイズに振り回されず、分析をしていきたい。
・御誌は、「経営戦略を実現する人事」を目指していると思うが、ここのところのテーマを拝見するに、今の私たちの人事が「いかに採用や評価といった定例業務のQCDを高めるのみで、戦略を実現できていない」かを実感します。
・丁度、情報システム子会社について考える機会があり、興味深く拝見しました。かつてはソフトウェアの自社開発をやって、パイオニアだったITエンジニアは、システムが巨大化した今ではパッケージソフトの適用・運用が業務の中心になり、技術的には現在の主流からは時代遅れに。会社も技術者もポジションを見失う現状からは、自由と自律で最先端を走るIT企業がまぶしく映りました。彼らが輝きを取り戻す為に、何ができるか考えてみたいと思いました。
・「活躍して欲しい人材を”ど真ん中”に置く、というリードコピーに惹かれて、Part2を熟読させて頂いた。日米の格差をこれほど大きく感じたことはなく、未来の社会環境をつくるエンジニアの働く場の在り方について、考えさせられた。組織というものに対する文化の違いと同時に、覚悟の違いも感じた。「自由でオープン」を貫くことは、いわば従業員に対して最も厳しい組織であることだと思う。
・グローバル化が進む中、IT化は必須。誰でも使えて活用できるシステム、簡単、安心で高度に使えるものが必要だと思うが、まだまだ海外拠点にまで同一システムが導入できていないのが現実。
・暗算が速いとか膨大な知識を記憶しているということが人間に不可欠な能力といえなくなる……(P12)という発想が誤解して受け取られると、本当に100年先を考えたとき、人間は機械(IT)に使われるようになるのではないか。昔から機械の役割は人がやりたい(けど効率よくやれない)ことを技術で支援することであり、やはり生物の頂点にたった人の進化の主は人であって、機械は従であるべきだと思います。
・事務職の生産性向上は日本の課題。ものづくり分野では、生産性が向上し続けているが、間接部門はシステム化 IT化されつつも、そのシステムを動かすために人が増え、効率化していると言える状況にない。IT化、システム化は、効率化ではなく雇用創出と考えるなら、それもまたよし。
・システムと業務の関連性を考えるきっかけになります。

【あまり役に立たない】

・現状は、ITは人事にうまく使えていないと読めました。これからということですね。「こうなって行くかもねー」というゆるいトーンだったので、あまり全体に印象に残るものがありませんでした。
・IT投資を米国企業は「製品/サービスの開発強化」「ビジネスモデル変革」「顧客行動/市場分析強化」等、未来志向の目的のために行っているのに、日本企業の多くは「業務効率化/コスト削減」を目的として行なっているというのは基本的な問題である。しかし、ITを人事の分野で未来志向的に活用していくのは、日本では難しい面があると思う。
・「人事×人工知能の未来」 松原教授の記事が興味深かったです。「人だからこその強みを見極める大学入試や入社試験のあり方へと転換すべき時代が来ています。」とありますが、既にその兆候は垣間見られます。

今号の連載で印象に残った記事のタイトルと、その記事に関するご意見、ご感想をお書きください

・成功の本質:体験談に説得力があった。前例のないところから価値を生み出す際の発想の原点について理解することができた。
・Next Age:弱みを自覚することは、自分の能力を高めることに繋がり、ミラーニューロンから部下育成の本質があると感銘を受けました。
・成功の本質:「それぞれの言うことは正しい。でも全体を見てほしかった」この言葉は、いろいろな業務を遂行する上で常に実感させられる言葉です。この横のつながりを重視することは、ほんとうの成果を出す上では大切なことであると感じます。
・進化する人と組織:水谷さんは「区」という会社の経営者のようだと感じた。誰のために、何のために、サービスを提供するのか、運営に当たり、信念がある。「メインカスタマー」「トップセールス」等の言葉もあり、「客」を意識している。そして理想を押し付けるのではなく、笑いを交え、関係を築いていく、素晴らしいリーダだと思った。(貫禄があるのに84年生まれと言う記載にびっくりしました)
・Next Age:「リーダーらしさ」の呪縛からいかに逃れるか。記事に書かれてあるマネジメントやリーダー像が脳科学者の視点からも合理性があるとの記事に納得しました。
・Next Age:失読症について、昨年、子供の中学校保護者会でNPO EDGEの藤堂氏の講演を聴き、初めて知りました。前号の特集とも関連して大人の発達障害が広く認知されるようになったと感じます。企業の中での活用はまだまだですが、著名人の例を挙げるまでもなく、適材を適所に置けば、大きな力になり得ることと思います。ただ、適材を適所に置くこと自体の難しさを痛感します。
・Career Cruiging:竹内英樹さんの記事は読んでいて楽しかった。のだめカンタービレ、テルマエ・ロマエの監督がこんな方だったとは。体調を壊した理由も知りたいですね。
・Career Cruiging:大久保さんの解説にあった、キャリアを考えるときにメタファーを使う効果は、育成や研修等に応用できるのではないかと思います。
・成功の本質:無人深海探査機を、町工場の集まりが大学や国の機関を巻き込みながら開発に成功したことは素晴らしい。地方の中小企業がこのような活動をして、若い人が興味を持つ仕事を地元で生み出し、若い人が地方から流失する東京一極集中の現象を止めて欲しい。
・成功の本質:日本の物づくり再興のよいモデル(事例)になります。こうした事例をもっと増やしたいものです。

組織、経営、雇用、人事などに関して、課題を感じていること、興味を持たれていることなどをご自由にお書きください

・組織内のコミュニケーションのあり方
・情報(ナレッジ)共有の方法
・企業文化・風土の持つ力、文化の醸成方法
・人材の質や客観的価値についてどのように明示化し、リソース管理に生かしていくかが課題と感じている。社員にとっても経営にとっても有益な指標のしくみなどについて、ヒントがあれば教えていただきたい。
・いわゆるバブル期採用の人たちが40代になり、企業の中核を占めるようになりました。以前、Worksでは”塩漬け世代”と紹介されましたが、団塊の世代の時とどう異なるのか、その後の状況を知りたいと思っています。
・目標管理手法
・自立型組織への展望
・ロケーションが離れている担当者との業務遂行
・在宅勤務の現状と効率のよい進め方
・ダイバーシティ経営について
・ホワイカラーの生産性。裁量労働制で賃金が決まれば、だらだらは改善される?1年の内、サマーバケーションやクリスマスバケーションを取っている欧米諸国より勤勉な日本が、市場で淘汰されるのはなぜ? industry 4.0?
・管理部門はアウトソーシングしたり、分社化して各社に置いたりといろいろあるが、管理部門のあり方を考える時に、何を大切にすれば良いのだろうか。管理部門の専門性の維持も含めて興味がある。
・大学教育と企業内教育の接続問題