Works 97 コミュニケーション不全 解消のシナリオ・序章

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2009年12月発行

■特集
コミュニケーション不全 解消のシナリオ・序章[7.1 MB]

はじめに: 何が問題なのか。どこから手を付けるのか

●SECTION1―「組織でコミュニケーションを取る」とはどういうことか

成果の意識化と達成、人の育成、情動を出し合う――組織に期待されるこの3つを実現する手段
/古川久敬氏(九州大学大学院人間環境学研究院 教授)
その場におけるルールや背景にある情報や知識によって、伝わるかどうかが決まる
/松尾太加志氏(北九州市立大学文学部人間関係学科 教授)

●SECTION2―組織のコミュニケーション不全の「ホント」を探る
経営者と幹部、上司と若手などお互いがそれぞれに視界に立てないことが原因の不全が多い
/船戸孝重氏(リクルートコミュニケーションエンジニアリング企画開発部)
組織のコミュニケーションのお約束「プロトコル」がなくなり、不安感に支配されている
/野田 稔氏(ジェイフィール 代表取締役社長)
仕事とコミュニケーションを分けて考えることが問題。そもそも「何を伝え合うか」も議論されていない
/中原 淳氏(東京大学大学総合教育研究センター 准教授)
コミュニケーションのパイプの「目詰まり」を防ぐ。そのベースの1つに「共感」がある

●SECTION3―個の自己信頼の欠如とコミュニケーション不全の関係とは
自己と他者の境界線がなく、依存状態に陥り、良好な関係が築けないことがある
/岩谷泰志氏(いわたにクリニック 院長)
仕事経験によって、小さな自己信頼が積み重ねられ、育っていく
/岸本智美氏(アルプスビジネスクリエーション 臨床心理士・産業カウンセラー)
感情を自由に表現できない「不機嫌な職場」では、個人もつぶれていく
/高橋克徳氏(ジェイフィール 執行役員)
高い山を描くのではなく、面倒を見ることを前提に、追いかける「蝶」を見せることが重要
/鈴木竜太氏(神戸大学大学院経営学研究家 准教授)
人事座談会:組織の自己信頼と欠如とコミュニケーション不全に人事はどう介入するか
自己信頼の欠如から、自己信頼のある状態へ。最初の一歩をどこから踏み出すのか

まとめ:思考停止状態からの脱却「自己信頼」という1つの楔
/小山智通(本誌編集長)

■連載

・言葉の魔法 
遠山正道氏(スマイルズ)

・進化する人と組織 
住友電気工業 社長 松本正義氏

・日本型人材マネジメント再検証 
終身雇用

・成功の本質 監修/野中郁次郎氏(一橋大学名誉教授)
第47回 メガネ21

・人事の哲学~大転換期を支える中国古典の智~ 
第六話 企業買収、成功の要件

・CAREER CRUISING
玉村豊男氏(エッセイスト・画家・農園主)

・若手を腐らせるな
VOL.02 「若手が頑張り抜けない」という課題に向き合う

・心のリスク管理講座
VOL.02 ルール文書策定のポイント

・Works Books Caf_ 
語り手/野中郁次郎氏(一橋大学名誉教授)

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