Works 64 企業内プロフェッショナルの時代

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2004年06月発行

■特集1
企業内プロフェッショナルの時代


はじめに 現場監督だけで名建築は生まれない

第1章 なぜ、いま、必要とされるのか
Part1 発明訴訟問題とHRM~知財責任者緊急アンケート

Part2 求められる専門性と環境変化
コラム 日本でも求められるサイエンティスト 生田 哲氏(作家、科学者)

Part3 企業内プロフェッショナルと教育問題

第2章 日本企業の専門性処遇を振り返る
米国「現代企業」が人材の専門職化を推し進めた
科学的経営は日本で根づかず専門職の多くは自社内育成
職業観・雇用慣行の違いが彼我の差を生んだ
三菱電機の制度変遷に専門人材処遇の歴史を見る
コラム 本当に機能する専門職制度とは 俵実男(帝京平成大学情報学部教授)

第3章 育成、評価、処遇の試み
Part1 研究者が語る問題への視点
プロの起源は職人集団だった人を尊敬しない悲しい日本人
阿部謹也氏(一橋大学名誉教授)
プロ社員支えるインフラ型組織創造性が専門的能力の核になる
太田肇氏(同志社大学政策学部教授)

Part2 4社の先進的取り組みに学ぶ
日本アイ・ビー・エム/三菱化学/博報堂/伊勢丹

終章 新しい関係を築くために
非必要経済はスペシャリスト活躍の主舞台
宗定勇氏(日本知的財産協会専務理事)
プロフェッショナル人材とは何か上昇から水平のキャリアアンカーへ
佐野一郎(本誌編集長)
コラム コンティンジェンシー理論・自己組織性とプロフェッショナル人材
永井隆雄氏(AGP行動科学分析研究所所長)

■特集2
ナレッジワーカーと組織~北米現地レポート


Part1 概観 機械の一部から知識の源へ
デイビッド・クリールマン氏

Part2 研究 新たな特徴、企業との関係
ダニエル・ピンク氏(『フリーエージェント社会の到来』著者)
ロッド・フランツ氏(リチャード・フロリダ・クリエイティビティ・グループ代表)
ロジャー・マーティン氏(トロント大学ロットマンスクールオブマネジメント学長)
ピーター・キャペリ氏(ペンシルベニア大学ウォートン・スクール教授)

Part3 企業 知識創造を活性化する3社
SEI (米国・フィラデルフィア近郊)/ワークブレイン(カナダ・トロント)
S.A.アームストロング(カナダ・トロント)

Part4 ナレッジワーカーと共に繁栄できる組織とは
デイビッド・クリールマン氏

■連載

・ハイ・パフォーマンスを生む現場を科学する 野中郁次郎の成功の本質
第14回 トヨタ自動車/新型プリウス
監修 野中郁次郎氏(一橋大学大学院国際企業戦略研究科 教授)

・リーダーの軌跡
川淵三郎氏(財団法人日本サッカー協会 キャプテン)

・著者からのメッセージ
『仕事のための12の基礎力――「キャリア」と「能力」の育て方』
大久保幸夫(ワークス研究所 所長)

『休むために働くドイツ人、働くために休む日本人』
福田直子氏(ジャーナリスト)

『男性の育児休業』
佐藤博樹氏(東京大学社会科学研究所 教授)/武石恵美子氏(ニッセイ基礎研究所 上席主任研究員

・カタリスト 人と組織の新・論・点
佐藤綾子氏(日本大学大学院芸術学部 教授)

・キャリア特集
キャリアカウンセラーが創り出す未来