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リクルートワークス研究所
  <2001 年 4 月 16 日発表>

大学生の企業イメージ調査 2001

 
弊社では 1962 年(昭和 37 年)以降、「大学生の人気企業調査」を実施してまいりました。4 年前より単に大学生の就職志望企業を知るだけでなく、大学生の多元的な就職観を把握することを目的に「大学生の企業イメージ調査」としました。今回は 5 回目にあたります。本年の調査は、前回同様インターネットを利用し、アンケートに記入してもらう方法をとり、1 万 999 名の回答を得ました。調査結果がまとまりましたので、ご報告申し上げます。

→調査結果の詳細データ および 過去 2 年分のデータはこちら PDF



◆業界別にみた企業イメージ

1)業界の再編や変化に積極的な企業を学生が評価

金融系
〜再編が進む都銀に学生が高い評価〜
三菱東京フィナンシャルグループへの統合に向けて動いている東京三菱銀行(就職志望:18 位)を初めとして、三井住友銀行(32 位)、みずほフィナンシャルグループ(34 位)、UFJ グループ(40 位)など都銀で再編に向けて積極的な動きを見せている企業は、いずれも上位 50 位以内と「就職志望」順位が高い。学生は再編に向けての企業の積極的な動きを好意的に評価しているようだ。

自動車メーカー
〜外資との提携で成果を上げた日産の「就職志望」・「将来性」の順位が上昇〜
自動車メーカーをみると、外資と提携している日産自動車(就職志望:108 位→73 位)は「就職志望」の順位が上昇した。また、「将来性」で大きな順位の上昇がみられた(116 位→46 位)。他、本田技研工業(2 位→2 位)、トヨタ自動車(4 位→3 位)は、昨年同様高い「就職志望」順位を維持、「技術力・企画力」(本田技研工業:4 位→2 位 トヨタ自動車:3 位→3 位)も高い評価を得ている。

流通業・商業
〜百貨店、スーパーなどの流通業の順位低下、一方でファーストリテイリング・大創産業などの新業態流通が上昇を維持〜
百貨店、スーパー、コンビニエンスストアをみると、昨年 50 位以内と上位に入っていた伊勢丹(就職志望:33 位→72 位)、セブン-イレブン・ジャパン(44 位→74 位)は順位を下げた。他の百貨店、スーパー、コンビニエンスストアについても同様で大半が低下している。 商業では、昨年「SPA (製造小売業)型企業」に代表される「新しい業態の流通業」が人気を集めるという傾向がみられたが、その中で、今年も順調に順位を伸ばしている企業がみられた。特にファーストリテイリングは各指標で躍進を続けており、「裁量権」では、3 位から首位に上昇した。また、大創産業(裁量権:242→66 位)も「裁量権」の指標で上昇がみられた。

2)ネット系企業への評価が低下
ネット系・通信系企業
〜ネット系企業の「就職志望」・「将来性」が軒並み低下〜
ヤフー(将来性:6 位→30 位)、サイバーエージェント(10 位→27 位)、ニフティ(86 位→358 位)などのインターネット関連企業は、昨年「将来性」などを軸に大きな順位の上昇がみられたが、今年にかけて順位が軒並み低下した。「就職志望」の順位も全般に大きく低下しているところが多い。 一方で、NTT ドコモなどの携帯電話関連企業の好調が目立つ。合併を行った KDDI については、「技術力」(91 位→21 位)や「裁量権」(213 位→43 位)の指標で順位の大きな上昇がみられた。

3)外資系グローバル企業、パワーブランドの浸透
外資系企業
〜外資系企業では、グローバル企業と、強いブランド力を持つ企業の実力が学生に浸透〜
アクセンチュア(就職志望:61 位→22 位)、プライスウオーターハウスクーパースコンサルタント(197 位→79 位)など、グローバルに事業を展開する外資系コンサルティング企業が大きく「就職志望」順位を伸ばした。他に P&G (61 位→23 位)、ルイ・ヴィトン ジャパン(65 位→52 位)、スターバックスコーヒージャパン(121 位→85 位)、日本ヒューレット・パッカード(181 位→115 位)など強いブランド力を持つ企業が着実に順位を伸ばしている。これらの顔ぶれに共通するのは、いずれも「将来性」の順位が高いことで、外資系のトップ企業の持つグローバリゼーションやブランド力が学生にも浸透してきていると考えられる。


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◆4 つのイメージ別 調査結果

イメージ 1 「人の役に立つ」
"仕事を通じて最も人の役に立て、人々を喜ばせることができる"企業として、食品メーカーや医薬・医療、化学メーカーの順位が上昇

日清食品(184 位→56 位)、明治製菓(109 位→63 位)などの食品メーカー、ジョンソン・エンド・ジョンソン(245 位→53 位)、大塚製薬(101 位→66 位)、ファイザー製薬(119 位→61 位)などの医薬・医療メーカーや、花王(53 位→37 位)、P&G(109 位→41 位)、などの化学メーカーの上昇が目立った。他、特徴的なところでは、オリエンタルランドが 6 位から 3 位に上昇、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが 148 位から 51 位へと大きく順位を伸ばしている。


イメージ 2 「技術力・企画力」
"技術力や企画力に最も優れている"企業として、ファーストリテイリングが 5 位に躍進、日本マクドナルド、KDDI にも高い評価

今年もソニーが 2 位以下を大きく引き離し、独壇場という形になった。注目すべき点として、ファーストリテイリングが 14 位から 5 位に上昇したことがあげられる。他、日本マクドナルドの順位が34 位から 15 位に上昇した。合併を行った KDDI も大きく順位が上昇している(91 位→21 位)。また、リコーは 192 位から 45 位と大きな上昇がみられた。他に目立った順位の上昇がみられた企業として、デンソー(100 位→40 位)、ファイザー製薬(145 位→49 位)、富士写真フイルム(192 位→53 位)があげられる。


イメージ 3 「将来性」
"将来性があり、今後の発展が最も期待される"企業として、KDDI が 6 位に躍進、日産自動車が大きく上昇、一方でネット系企業が後退

KDDI が 29 位から 6 位に上昇した点、コンサルティングファームのアクセンチュアが昨年の 38 位から 9 位に上昇した点が特徴的である。他、目立った上昇をみせた企業としては、日本マクドナルド(94 位→22 位)、有線ブロードネットワークス(589 位→29 位)、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(116 位→34 位)、セガ(116 位→33 位)などがあげられる。また、日産自動車についても昨年の 116 位から46 位へと大きな上昇がみられた。一方で、昨年は 6 位に入っていたヤフーは 30 位に、サイバーエージェントも 10 位から 27 位に後退した。


イメージ 4 「裁量権」
"若いうちから裁量権のある仕事を任せてくれる"企業として、ファーストリテイリングがトップに、ベンチャー・リンク、ワイキューブが躍進

昨年 3 位だったファーストリテイリングが、トップに躍り出た。他の上位企業では、P&G( 8 位→ 3 位)、アクセンチュア(16 位→6 位)、日本マクドナルド(23 位→11 位)の順位が上昇、「裁量権」については、上位陣に外資系企業が目立つ結果となっている。他の目立った動きとしては、ベンチャー・リンク(123 位→29 位)、ワイキューブ(279 位→29 位)、ティアイエス(376 位→43 位)など、情報系企業で大きく順位が上昇している企業がある。




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◆就職志望企業 調査結果 ※5 社までの複数回答
〜アクセンチュア、P&G の躍進。再編都銀に高い評価〜
就職志望企業を 5 社まで挙げてもらったところ、ソニーが 1 位、本田技研工業、トヨタ自動車、NTT ドコモと上位 4 社の顔ぶれは昨年と変わらない。上昇が目立ったのは、4 つのイメージでも躍進がみられたアクセンチュア(61 位→22 位)、P&G(61 位→23 位)で、共に 30 位以内に入った。他に注目すべき点として、東京三菱銀行、みずほフィナンシャルグループ、三井住友銀行、UFJ グループなど、再編に動いている金融系企業が上位 50 位以内に入っていることをあげる。
また、JTB(11 位→10 位)、近畿日本ツーリスト(71 位→30 位)、日本旅行(70 位→48 位)などの旅行業、日本航空(20 位→14 位)、全日本空輸(35 位→19 位)などの航空・運輸業関連も好調だ。一方、ソニーコンピュータエンタテインメント(16 位→46 位)、エニックス(28 位→58 位)などゲーム業界関連の企業では、順位の低下がみられた。
他では積水ハウス(26 位→20 位)をはじめ、旭化成ホームズ(58 位→49 位)、大和ハウス工業(129 位→88 位)などハウスメーカー 5 社が 100 位以内に入っており、いずれも就職志望順位は上昇している。



調査概要
【目的】 2002 年 3 月卒業予定の大学生の企業に対するイメージと職業観を把握し、関係各位の参考に供する
【調査対象】
2002 年 3 月大学卒業予定者(当時 3 年生対象)でリクルートナビに登録しているユーザー 40 万 3190 名(3 月 8 日時点)

リクルートナビとは、弊社が開設しているインターネットによる大学生と大学院生のための就職情報サイトを指す。会員は個人データを自主的に登録(無料)することで、「最新の採用関連ニュースや就職活動情報」などのサービスを受けられる。現在、登録者は来年(2002 年)卒業予定の学生総数(専修・各種学校、高専、短大、大学、大学院)で 49 万 6000 名(4 月 9 日時点)を数え、来年(2002 年)の大学卒業予定者のうち民間企業への就職を希望する学生のほぼ全員が登録している。
【有効回答数】 1 万 999 名(回収率 2.7%)
【調査期間】 2001 年 2 月 22 日〜3 月 7 日
【調査方法】 対象者に電子メールで調査を告知し、弊社調査用ホームページ上で回答
【調査形式】 企業イメージ
下記の 4 つのイメージ項目に該当する企業名を想起させ、ホームページ上の所定の欄に記入(3 社まで回答)
※ 当資料では、第一想起のみで集計したものを掲載している
  本資料内では一部表現を略して→内の表記を用いている。
イメージ 1: 「仕事を通じて、最も人の役に立て、人々を喜ばせることができる」と思う企業→「人の役に立つ」
イメージ 2: 「技術力や企画力に最も優れている」と思う企業→「技術力・企画力」
イメージ 3: 「将来性があり、今後の発展が最も期待される」と思う企業→「将来性」
イメージ 4: 「若いうちから裁量権のある仕事を任せてくれる」と思う企業→「裁量権」

就職志望企業
 就職したい企業名を想起し、ホームページ上の所定の欄に記入(5 社までの複数回答)

【集計サンプルの内訳】 (人)
文科系 理科系 合計
男子 4822 2003 6825
女子 3524 650 4174
合計 8346 2653 10999

【外資系企業の定義】
本資料で掲載している外資系企業は、『外資系企業総覧 2000』(東洋経済新報社 2000 年 5/10 発行)により、外資比率 25%以上の企業を対象としている。


●お問い合わせ先●
株式会社リクルート ワークス研究所
TEL 03-3575-5849 E-mail works@r.recruit.co.jp

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