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<2001 年 8 月発表>
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Works 非典型雇用労働者調査 2001
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雇用形態の多様化に伴って、パート・アルバイト、派遣社員など正社員以外の雇用形態で働く人々は、今後さらに増加すると思われます。
ワークス研究所では、2000年8月に、「働く個人の就業に関する実態と意識」を多面的・包括的に把握すべく「ワーキングパーソン調査」を実施いたしました。本調査は、その補完調査として、対象を正社員以外の就業形態で働く人々(非典型雇用労働)のみに絞り、その就業実態や意識を詳しく聴取するため実施致しました。
→ 非典型雇用労働者調査2001 【全体 就業形態別編】の詳細データはこちら 
→ 非典型雇用労働者調査2001 【主婦パート編】の詳細データはこちら 
→ 非典型雇用労働者調査2001 【フリーター編】の詳細データはこちら 
→ 非典型雇用労働者調査2001 【派遣編】の詳細データはこちら 
同じ「パート・アルバイト」という就業形態でも、主婦パート層とフリーター層における現状の評価に大きな違いがあることがわかる。
●主婦パート層…
「家庭」という大きな制約条件を抱える主婦にとって、現在の自分の生活ペースを大事にしつつ働くことができるという環境(現職場、現就業形態)に対する満足度は非常に高い。しかしながら、何に満足しているのかを探っていけば、「そもそもあまり多くを望んでいないが故」の高い満足である様子もうかがうことができる。
現在の社会環境下では、仕事内容そのもののおもしろさややりがい、また自分自身のキャリアアップなど、多くの主婦がはじめから求めていない(あきらめている)のではないだろうか。ただ、さらに高学歴化が進む中、結婚・出産で一旦正社員というポジションを退いた主婦層が、職場復帰を考える際の意識・志向は今後変化していく可能性が大きいと思われる。
●フリーター層…
一方、現状への不満感が強いのはフリーターである。主婦パート層のような制約条件があるわけではないが、「経済的余裕がない」「求人がない」「採用されなかった」などの理由で、正社員を希望していたにもかかわらず不本意ながら現在の職に従事している傾向が強い。職場や就業形態についての満足度の低さからも、このことは明らかである。
「自分のやりたいことを実現するため」に、積極的に"フリーター"という形態を選択していた時代とは異なり、「やむをえずフリーター」という割合の急激な増加がうかがえる結果となった。
また派遣層や契約・嘱託層でも、今後正社員を希望する割合は少なくなく、その希望理由としては「雇用の安定」が群を抜いて高いが、一方で現在の就業形態を希望する者が同程度いる点は、フリーターと異なるところである。
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本調査報告書におけるフリーターの定義:
現在の就業形態が「アルバイト・パート」と回答した者のうち、18〜34 歳の未婚男女(配偶者のいない者)をフリーターとした(学生を除く)。
注)厚生労働省によるフリーターの定義は、「18〜34 歳のパート・アルバイトで働く者/ただし男性は勤続 5 年未満/女性は配偶者のいない者」である。 |
〜現在の就業状況〜
【現在の就業形態満足度】
非典型雇用労働者の 7 割強が現在の就業形態に満足。但し強い満足感を持つ者は2割程度
●最も満足度が高いのは主婦パート(78.8%)、ついで派遣(74.8%)、フリーターは最も低く64.0%。
【主な職種】
就業職種のトップは「商品販売」(13.3%)、ついで「接客・給仕」(9.9%)「飲食物調理」(7.8%)「一般事務」(7.7%)、「レジ」(7.5%)。サービス関連職が上位を占める
●フリーターでは「接客・給仕」「商品販売」「レジ」の上位 3 職種で約半数を占め、就業職種がかなり限定しているが、主婦パートでは上位のサービス関連職種以外に「一般事務」「製造・生産工程作業」等への広がりがみられる。
また、派遣は「一般事務」「OA機器オペレター」などの事務系職種に集中。契約・嘱託は、他就業形態に比べ「ドライバー」の割合が高い点が特徴。
【給与水準】
非典型雇用労働者の時間給平均は、1157.6円 。但し、最も多いのは「800〜850円未満」(17.8%)、ついで「850〜900円未満」(11.6%)であり、時間給1000円未満の割合が 6 割を超える
●また年収平均は133.4万円であるが、就業形態による差は大きい。
各形態別の年収平均は以下の通り。主婦パート:89.5万円、フリーター:140.4万円、派遣:192万円、契約・嘱託:268.2万円。
【現勤務先での勤務年数】
現勤務先での勤務年数平均は3.7年。また4人に1人は 5 年以上の長期勤務者
●勤務年数は就業形態によって大きく異なり、フリーター:1.5年、派遣:2.1 年であるの対し、主婦パート:4.5年、契約・嘱託:4.9年と、比較的長期間同じ職場に勤務している。
【雇用契約についての説明】
現勤務先で、雇用契約を文書で交わしている者は、僅か24.6%。多くは口頭説明のみ
●「文書を受け取った」割合が最も高いのは派遣であるが、それでも5割程度にとどまる。
〜現職に至るまでの職業歴・経緯〜
【過去の職業歴】
非典型雇用労働者の 7 割弱が、学校卒業後の初職として「正社員・正職員」を経験
●初職の正社員経験率が最も高いのは主婦パート。86.0%が初職で「正社員・正職員」を経験。
一方、フリーターでは初職の正社員経験率は27.0%と究めて低く、初職が「パート・アルバイト」の者が 7 割を超える。またフリーターでは、過去の「正社員・正職員」経験率が32.3%と、他の修業形態に比べ極端に低い。
【希望した就業形態】
希望した就業形態のトップは「パート・アルバイト」(67.1%)、ついで「正社員・正職員」(21.4%)
●主婦パートでは、9 割近くが「パート・アルバイト」希望であったが、フリーターや契約・嘱託では4割以上が「正社員・正職員」を最も希望しており、やむをえず現形態に就いた者が少なくない様子がうかがえる。
【就業形態選択時の制約事項】
"非典型雇用労働"を選択せざるを得なかった制約事項があった者は、全体の 4 割
●制約があったとする割合が、最も高いのは主婦パート(57.9%)で、その内容は「育児」「家事」「配偶者控除内に抑える」など、家庭の事情が就業形態選択時の大きな制約となっている。
一方、フリーター、派遣、契約・嘱託では、「経済的余裕がなく早く仕事につきたかった」ことが制約条件のトップ。
〜現在の就労状況評価と今後の意向〜
【職務レベルと給与水準の妥当性】
「正社員」や「世間相場」と比べた場合、"安い"と感じる割合は 2 割〜 3 割程度であるのに対し、「仕事内容」と比べた場合には"安い"と感じる者が4割を超える
【現勤務先への満足度】
非典型雇用労働者の約8割が現勤務先に満足。但し強い満足感を持つ者は 2 割程度。
また、「通勤時間」「勤務日」「仕事と生活の両立」などへの満足度は高いが、「給与」「能力評価」へは総じて満足度は低い
●現在の就業形態同様、勤務先について最も満足度が高いのは主婦パート(78.8%)、最も低いのはフリーター(75.2%)。
【現勤務先での継続就労意向とその期間】
現勤務先における継続勤務意向者は6割、希望年数平均は5.8年
●フリーター以外の就業形態では、継続勤務意向者が5〜6割、「早く辞めたい」者は1割前後であるが、フリーターの継続勤務意向は12%、「早く辞めたい」割合は2割を超える。希望年数をみてもフリーターは3.1年と、他就業形態に比べ短い。
【今後の継続就労意向】
勤務先を問わない、今後の就労意向者は7割強。現職場における意向を上回る
●フリーター以外の就業形態では、今後継続就労意向者が7割を超える
ただし、継続就労意向をもつフリーターの希望年数は17.2年と、他の就業形態と比べ最も長くなっている。
【今後最も希望する就業形態】
今後就労意向をもつ非典型雇用労働者が最も希望する就業形態は、「パート・アルバイト」(52.8%)、ついで「正社員・正職員」(28.0%)
●「パート・アルバイト」希望率が最も高いのは、主婦パートのみ。フリーター、契約・嘱託では、「正社員・正職員」希望者が最も多い。特にフリーターでは、半数以上が「正社員・正職員」を希望している。
調査概要
【調査目的】 首都圏で正社員以外の多様な就業形態で働く人々(非典型雇用労働者)の、就業実態と意識を明らかにする。
【調査対象母集団】 首都圏 50km 圏内(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・茨城県)で契約社員・嘱託、派遣、パート・アルバイトとして就業している 18〜64 歳の男女(学生は除く)。
【サンプリング】 エリアサンプリング
【回収サンプル数】 6000 名(男性:1540 名、女性:4460 名)
【ウェイトバック】 回収サンプルを母集団に割り戻す形のウェイトバックを行った。
回収サンプル
| (単位:人) |
計 |
アルバイト パート |
嘱託・契約 |
派遣 |
| 総数 |
6,000 |
4,564 |
871 |
565 |
| 男性 |
1,540 |
984 |
452 |
104 |
| 18〜19 歳 |
165 |
153 |
11 |
1 |
| 20〜29 歳 |
702 |
543 |
109 |
50 |
| 30〜39 歳 |
145 |
74 |
56 |
15 |
| 40〜49 歳 |
118 |
35 |
76 |
7 |
| 50〜59 歳 |
153 |
59 |
76 |
18 |
| 60〜64 歳 |
257 |
120 |
124 |
13 |
| 女性 |
4,460 |
3,580 |
419 |
461 |
| 18〜19 歳 |
164 |
152 |
8 |
4 |
| 20〜29 歳 |
956 |
664 |
91 |
201 |
| 30〜39 歳 |
740 |
567 |
78 |
95 |
| 40〜49 歳 |
1,325 |
1,100 |
118 |
107 |
| 50〜59 歳 |
1,027 |
891 |
95 |
41 |
| 60〜64 歳 |
248 |
206 |
29 |
13 |
ウェートバック後の性・年齢別サンプル数(集計後)
| (単位:%) |
サンプル数 (WB 後) |
アルバイト パート |
嘱託・契約 |
派遣 |
| 総数 |
3,448 |
2,875 |
450 |
123 |
| 男性 |
902 |
620 |
261 |
21 |
| 18〜19 歳 |
102 |
96 |
6 |
0 |
| 20〜29 歳 |
415 |
342 |
63 |
10 |
| 30〜39 歳 |
82 |
47 |
32 |
3 |
| 40〜49 歳 |
67 |
22 |
44 |
1 |
| 50〜59 歳 |
85 |
37 |
44 |
4 |
| 60〜64 歳 |
151 |
76 |
72 |
3 |
| 女性 |
2,546 |
2,255 |
189 |
102 |
| 18〜19 歳 |
101 |
96 |
4 |
1 |
| 20〜29 歳 |
503 |
418 |
41 |
44 |
| 30〜39 歳 |
413 |
357 |
35 |
21 |
| 40〜49 歳 |
770 |
693 |
53 |
24 |
| 50〜59 歳 |
613 |
561 |
43 |
9 |
| 60〜64 歳 |
146 |
130 |
13 |
3 |
ウェートバック後の就業形態別サンプル数(集計後)
| |
サンプル数 (WB 後) |
| 全体 |
3,448 |
| パート・アルバイト・フリーター計 |
2,875 |
| 主婦パート |
1,716 |
| フリーター |
842 |
| その他パート・アルバイト |
318 |
| 派遣 |
122 |
| 契約・嘱託 |
451 |
【調査期間】 2001 年 2 月 14 日〜 3 月 5 日
【調査方法】 訪問留置き法
【本報告書で用いた用語の定義】
主婦パート:現就業形態が「パート・アルバイト」と回答し、性別=女性 かつ配偶者ありの者
フリーター:現就業形態が「パート・アルバイト」と回答した18〜34歳以下の未婚男女
(厚生労働省のフリーター定義とは異なるので要注意)
【備考】「全体 就業形態別編」以外に、「主婦パート編」 「フリーター編」 「派遣編」 があります。
各就業形態の年代別や学歴別傾向が必要な場合は、そちらをご覧下さい。
※調査票の設計にあたって、東京大学社会科学研究所 佐藤博樹教授にご協力をいただきました。
●お問い合わせ先●
株式会社リクルート ワークス研究所
TEL 03-3575-5849 E-mail works@r.recruit.co.jp
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