日本的雇用慣行読み:にほんてきこようかんこう

日本の高度成長を支えたシステムであり、長期雇用保障、年功序列、企業別労働組合という3点がその特徴だと指摘されるが、新卒一括採用、職種別のジョブ型雇用ではなく企業の一員としての忠誠に基づくメンバーシップ雇用である点も、この雇用慣行の中核的要素である。戦中・戦後にも主としてブルーカラー職域にはこうした雇用慣行がみられたが、ホワイトカラーにまで適応範囲が広がったのは高度成長期である。長期レンジでの人材育成力に優れたシステムであり、今もこの雇用慣行を維持している企業は多数みられるが、市場が成熟した現代の日本においては課題が多い。

(2015年03月30日掲載)