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リクルートメント・マーケットプレイス

リクルートメント・マーケットプレイス
企業とリクルーターや人材紹介会社の関係をサポート

ttl25_gear24Recruitment Marketplace
代表的なサービス

リクルートメント・マーケットプレイスは、企業と多くの人材紹介会社やリクルーターをつなげるサービスを提供する。日本ではフリーランスのいわゆる個人リクルーターという職業は職業安定法で規制されているが、欧米では人事部が個人リクルーターを活用するのは一般的である。

リクルートメント・マーケットプレイスを利用することで、多数のリクルーターに求人情報を簡単に送信することができる。また、リクルーターが候補者の情報を集約し、その中から適性の高い人材を企業が管理しやすい人数にまで絞り込んだショートリストを人事に送ってくれる。

人事との関連性
人事が複数の人材紹介会社を利用したり、多くのリクルーターを抱えている場合に、連絡や管理が容易になる。作業効率を上げ、経費削減に役立つため、利用価値が高いサービスである。

サービス例

    1. Jobhuk:リクルーターが紹介する候補者のクオリティを保証
      同サイトが抱えるリクルーター・ネットワーク2,000人に求人を公開し、紹介された候補者をJobhukのクオリティ保証チームが選抜、通過した候補者リストを募集企業に提出する。採用が決定すると、企業は紹介したリクルーターに15%、Jobhukに5%の手数料を支払う。
    2. RecruitLoop:企業がリクルーターを指定するプラットフォーム
      リクルーターに特化したクラウドソーシングのようなしくみ。企業は、同マーケットプレイスに登録している個人リクルーターを選択して時給で雇う。外部委託するよりもコストを80~90%削減できる。オンライン・プラットフォームを介して個人リクルーターとやり取りをし、候補者を選定する。RecruitLoopは紹介料の20%を手数料として受け取る。

    ビジネスモデル(課金形態)

    1. 企業がサービス事業者を介して成功報酬をリクルーターに支払う
      企業は、採用した候補者を紹介したリクルーターへ、あらかじめ設定しておいた成功報酬をサービス事業者を通して支払う。サービス事業者は手数料収入を得た上で、リクルーターに報酬を支払う。リクルーターに利用料を課す場合もある。リクルートメント・マーケットプレイスのビジネスモデル
    2. 企業がサービス事業者にリクルーターへの時間報酬と紹介料を支払う
      企業は、サービス事業者が推薦するリクルーターの中から1人を選び、候補者紹介を依頼する。採用が決定すると、サービス事業者を介して個人リクルーターの時間報酬と紹介料を支払う(RecruitLoop)。サービス事業者は報酬額の2割程度を手数料として徴収する。

    リクルートメント・マーケットプレイスのビジネスモデル

    今後の展望
    リクルーターをサポートするサービスは多く、さまざまな機能が複雑化している。日本のように一括採用をする場合、このようなサービスのニーズは大きくないが、ポジションごとに異なる採用や個別契約の管理をする場合に役に立つ仕組みだ。基本的には、アウトソーシングを管理するものであり、企業の内製化が進むことで、この市場が不安定になることも否めない。

    グローバルセンター
    村田弘美(センター長)
    鴨志田ひかり(客員研究員)
    石川ルチア

    HRテクノロジーマップ
    ※クリックすると拡大

    00_ttl_esmjpcircle1200出所:TTL “Talent Acquisition Technology Ecosystem”を基に再分類し筆者作成(2016.10)

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    2017年05月10日