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マッチングシステム
求人要件と求職者をマッチング

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代表的なサービス

求人の募集要件と求職者のマッチングを行うサービス。求職者がプロフィルを登録すると、企業の募集要件とのマッチングを行い、有力な候補者のショートリストを自動作成し、人事に提供する。
求職者は、自分に合う求人情報のショートリストを作成する際に活用できる。

人事との関連性
企業・リクルーターはマッチングシステムの活用によって、大量の履歴書を読む手間や、手作業でショートリストを作成する手間が省ける。有力候補を見落とすリスクを回避できる。

サービス例

  1. Hirenetics:求職者の性格もマッチング
    求職者は匿名プロフィルを作成。企業風土とのミスマッチを防ぐ。性格マッチングのほかに、ビデオ面接や対面面接も可能。
  2. jobandtalent:特定の職種に特化したマッチング 
    求人広告とレジュメから言語解析アルゴリズムで構造とフレーズのパターンを特定し、マッチングする。ブルーカラーや、美容師、看護師、調理師などの職種に特化。スペインに本拠地を置く。
  3. WhiteTruffle:技術職に特化したマッチング 
    テクノロジー関連の求人に特化。求職者が興味のある案件を承認し、企業も求職者を承認すると、互いにメールで連絡し合える。

ビジネスモデル(課金形態)

企業・リクルーターが求職者のショートリスト作成料および採用決定ごとの紹介料をサービス事業者に支払う
企業・リクルーターが、マッチングした求職者のショートリストの作成料をサービス事業者に支払う。作成料は求人広告の掲載件数や掲載期間などによる。採用が決定した場合は、決定ごとに紹介料も支払う。サービス事業者によってはショートリストの中から採用が決まった場合のみ紹介料を課金する。

ジョブボードとの違いはショートリストの提供の有無である。ジョブボードでは必ず応募があるという保証がないまま広告料を支払うが、マッチングシステムでは求職者の応募と厳選した求職者のショートリストの提供を保証する。

matching-systems相関図

今後の展望
市場の成熟度は高い。リクルーターにとってショートリストの作成は、時間のかかる煩雑な作業であるため、マッチングシステムが活用されている。今後の課題は、求人内容との関連性の低い応募者をどれだけ効率的にふるい落とし、有力候補のみをリストに残せるかである。また、必要とされるスキルや経験の特定が容易な職種にはマッチング・アルゴリズムが機能しやすいため、有力なサービスとなっている。将来マッチング・アルゴリズムの性能がさらに高まれば、職種によっては主要な求人手段になり得る。

グローバルセンター
村田弘美(センター長)
鴨志田ひかり(客員研究員)

HRテクノロジーマップ
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00_ttl_esmjpcircle1200出所:TTL “Talent Acquisition Technology Ecosystem”を基に再分類し筆者作成(2016.10)

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2017年05月19日(一部改訂)

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