Column

世界各国における最良の採用経路は何か?

新しい採用手法
各国ばらつきはあるものの、リクルーティングにおいて最も重要な新手法は、インターネット上のメディアである。そのひとつがYouTubeである。リクルーターが求人情報をYouTubeに載せるわけではないが、人材獲得においてYouTube動画が担う役割は重要である。例えば、インテルが技術者を採用しているときに、候補者がインターネットで「インテルの技術者」を検索して、インテルの動画を見つけたとする。候補者が申し込むかどうか悩んでいるとき、このような動画はテキストのみの求人広告よりも強いインパクトを与える可能性がある。

少し前まで職務について最も重要な情報は、求人広告自体に含まれていた。今日、候補者はウェブ検索をして、興味のある会社について、また別の会社の同じ職務についてなど、その職務に関するありとあらゆる情報を集めることができる。これは米国について特に顕著で、Glassdoor.comのような職場情報サイトやSalary.comのような給与情報サイトで、興味のある会社が良い就職先かどうかを調べることができる。フィリピンなどの国では米国ほど情報はないが、能力のある候補者は同様の過程で、ウェブ検索を行い、申し込むか否かを決断している。

もうひとつの新しいトレンドは、様々な採用手法をサポートするソーシャルメディアの重要性である。求人広告を企業ウェブサイトに載せても、候補者がその広告について知るのは、TwitterやFacebookかもしれない。同様に、良い企業イメージを構築し、候補者が申し込みたくなるようにしむけるためにも、ソーシャルメディアは重要な役割を果たしている。

新興国ではモバイルを利用
また、モバイル機器も世界中で重要な新しいトレンドであるが、特に人々がPCよりも携帯電話で情報を得ている新興経済において重要である。

すべての国において、現代の求職者はウェブで検索すれば世界中の求人情報を探し出すことができる。同様に、リクルーターもウェブ検索で、特にソーシャルメディアを使って、世界中の候補者を見つけ出すことができる。ジョブボードなどの採用経路の価値は、もはや掲載している広告数や登録している求職者の多さではなく、管理可能な規模に絞るのを手伝う機能に移行してきた。5年後、10年後、ソーシングの世界がどう変わっていくのかを想像するのは難しいが、大きく変わるであろうことは間違いないだろう。

2015年04月24日